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久々のキアゲハ

お久しぶりの、おそらく今年最後のチョウ部屋でっす。
最近めっきり寒くなりましたよね。寒くなると、チョウや幼虫がめっきり減ってきますからね。
冬の訪れを感じます。

少し前のことになりますが、暖かかった秋の日の1枚。
今年の夏〜秋はキアゲハ幼虫がいたんですよ。1年半以上ぶりで!
幼虫写真だと気が遠くなる人もいそうなので、サナギから出てきたチョウ写真を。


美しいキアゲハ
懐かしい、美しい姿よ…

何度見ても、成長していく姿の変わりようが不思議でなりません。
(特にサナギが…!)
顔がなかったことなど忘れたかのように、この姿で出てくるんですからね…

最初はうまくとまれないようで、結構たどたどしいです。
脚がはみ出してます。





夏型のキアゲハはとても大きい
羽を広げると、とても大きい。
そしていい匂いがします。

キアゲハはいい匂いがするんですが、普通のアゲハはそうでもないんですよ。
食草を考えると逆な気もしますが。

キアゲハ: ミツバ、ニンジンの葉っぱなど
アゲハ: ミカン、ゆず、キンカンなど





本当に不思議です。
久しぶりに手乗りアゲハもやってしまった。でれでれ
その後元気に飛んでいきました。



 
高梨智子 * チョウ部屋 * 22:20 * comments(0) * trackbacks(0)

小さいチョウ

お久しぶりのチョウ部屋でっす! なんと、1年以上ぶり。
昨年の夏〜秋は幼虫の母業をしなかったので、今はサナギも何もいません。
なんだかもの足りない、さびしい冬越し…

そんな中、昨日の夜気づいたんですが、部屋に1匹のチョウがいました。
いつからいたのか、うんと小さい、白地に黒い模様の入ったグレーっぽく見えるチョウ。どこか窓が開いている時に入り込んだんでしょうか。

季節外れのチョウにギョっとしつつ、調べてみると、シジミチョウの仲間のようでした。
シジミチョウは成虫(チョウの姿)で越冬するんですね。
アゲハチョウはサナギで越冬するので、それが一般的だと思っていました。

さらに調べてみると、チョウの種類によって越冬時の姿は色々で、タマゴ、幼虫、サナギ、成虫、決まっていない(どの形態でも冬を越せる)、とすべてまんべんなくあることがわかりました。
決まっていない って… なんとなーくその時の流れで決まるんでしょうか?? 神秘です。


小さいグレーのチョウ、今日は窓際にきて飛びたそうにしていたので、外に出してあげました。2月にしては暖かい中を、ひらひらと飛んでいきましたよ。

アゲハやキアゲハぐらいの大きさだと、いかにもチョウ!
アゲハ という感じで華麗ですが、小さいチョウも花びらが風に舞うようで、よいですな。ちょうちょちょうちょ


 
高梨智子 * チョウ部屋 * 23:13 * comments(2) * trackbacks(0)

奇跡の幼虫・2

お待たせしましたー! お久っっっしぶりのチョウ部屋です!!  
お久しぶりも何も、今年に入ってただの1つも「チョウ部屋」記事を書いていないと気づいてガクゼン…ひどいなあ。

でも、相変わらず幼虫の母業、続けています。
今も押し入れの中にサナギが一匹います。春になったら目覚めるでしょう。
人によっては「気持ち悪〜い」と思うヨウチュウたちも、人によっては癒しのもと。でれでれ 
儚くか弱くいじらしい、けれども案外たくましいものたちの生きざまには、癒しだけではないパワーをもらえるのです。


では、今年最初で最後のチョウ部屋にて、とっておきの奇跡話を。
タイトルの「2」というのは、以前にも「奇跡の幼虫」という記事があったせいです。
今回のは原因もその後の経過も、すべてこの目で見届けたので、正真正銘の奇跡。

この秋10月にウチにいた、キアゲハ幼虫33号。
それが、青虫になった段階で毒葉にあたってしまったんです。新しく採ってきた食草に薬がついていたらしい。
ガーッグエーッという感じで左右に身をよじり、体液を吐き散らし、という見覚えのある苦しみかたで、ああ、またか…と。

こうなったらまず助からないのが、かよわい幼虫のさだめ。
よっぽど(とどめをさしてあげたほうがいいんじゃ…)と思いましたが、でも…できないんですよね。それまでかわいがってお世話してきたもののとどめって、なかなかさせるもんじゃないです。そのほうがラクになるとはわかっていても。

一日悶絶&絶食した青虫くんは、次の日も生きていました。なんとか。
敷いてある葉っぱをかじりつつ、だんだんそれを食べる量が増えていきました。
もしかして…!と思いながらも、体の表面が一部ひきつれたようになっていたので(かなり体液が出ていましたから)、たぶんダメだろう感が強く。

次の日はより葉っぱを食べるようになったので、安全で新鮮な葉っぱをたくさんあげました。
この日は葉っぱにつかまることもできるようになりました。

そしたらば、その次の日。
気づいた時には、つかまっている葉っぱの上で、サナギになる前の糸かけが終了しており。

その次の日には、さっさとサナギになってしまった! びっくりー!!です。
まさかサナギになれるとは思ってなかったので、本当に驚きました。
青虫「ま、やってみるか…」って感じでしょうか。

サナギはとてもキレイな緑色で、一部茶色い線のようなキズがありました。
たぶん、もしチョウになっても、羽が正常でないかもなあ…などと思いつつ。
葉っぱがだんだん縮んできたので、がんばってかけた糸を切らせてもらい、サナギポケットに入れました。

それから12日後。
サナギが透けてきて、時々プリっと動く。生きてる!

そしてその次の日。
キレイなチョウになって、サナギから出てきました…


毒葉から生還し、見事チョウになったキアゲハくん
こころなし後光が差してます。

心配していた羽も、まったく正常でしたよ。
こういうこともあるんですねえ…


冷静に考えると、毒が致死量にいたらなかったので生還できたんでしょうが(ひどい苦しみようだったけど)、毒葉から生還したヨウチュウはこれまでいなかったので、充分奇跡に思えました。




こういうのもいれば、何不自由ないヨウチュウ時代を過ごしながら、羽がぐしゃぐしゃで飛べないチョウもいる。
ちょっとした偶然のタイミングなんでしょうが…厳しい世界です。


このキアゲハ33号、10月半ばに飛び立っていったので、今はその一生を終えているでしょう。
でも毒葉から生還した第1号として、永遠に記憶に残る。
とどめをささなくて本当によかった…

生命力のたくましさに大感激でした。

 
高梨智子 * チョウ部屋 * 11:59 * comments(0) * trackbacks(0)

天使のチョウ

連続のチョウ部屋です。
私がチョウ部屋なるものをやっているわけは、チョウ! ヨウチュウ! と聞いただけで「気持ち悪〜い」と顔をしかめる人々に、そういった生き物にも数々の神秘と発見と愛らしさがあることを知ってほしいのがひとつ。
もうひとつは情報交換です。

もう少し大きめの動物であれば、何かあった時・具合が悪い時は病院に連れて行けます。
が、虫たちはどうすることもできません。何かあっても原因もわからず、どうしようどうしようとただ手をこまねいて見守ることしかできない切なさ、無力さよ。
当ブログにも、検索キーワード「アゲハ 幼虫 苦しむ」などで来てくださっている方がいて、ああ、飼っている幼虫が苦しんでいるのね…と身につまされたりします。

ネットで情報収集ぐらいしかできないんですよねえ。それでも何かあったらまず助からないのが、かよわい幼虫のさだめ。
でもでも、中にはなるほど!と参考になる情報ももちろんあるわけです。


そんなわけで、夏の思い出。
この夏チョウになった中に、羽のぐしゃぐしゃなキアゲハがいました。
見た時すでにそうだったので、たぶん、サナギから出てきて羽を伸ばして乾かす前に、下に落ちたか何かして…そのまま固まってしまったのではないかと思います。内側にくるんとぐしゃぐしゃになってました。

まったく飛べないので、部屋の中で飼うことに。放し飼いです。
カーテンにつかまり飼い、と言いますか、キアゲハくん自分でも飛べないことがわかっているようだったので、そんな感じでも大丈夫だったんですね。

エサは、スポーツドリンク&砂糖水をあげていました。1日2、3回。
スポーツドリンクはどこかのサイト様で見て、へえ、と思ってあげてみたんですが、本当に好きみたいですね。さかんに飲んでました。
夏だったのでスポーツドリンクを分け合えて、ちょうどよかったです。


このキアゲハくん、飛べないけれどとっても元気で、すぐに高速羽ばたきをマスターしました。ぐしゃぐしゃの羽で、ものすごい勢いで羽ばたくんですよ。ブーンと音がするぐらいに。
で、高速で羽ばたきながら、カーテンの下から上まですごい勢いで上っていき、上に着いたらぴょーんと飛ぶ(落ちる)→ カーテンにくっつける → 高速で上る → 飛ぶ(落ちる)を繰り返してました。

あれは、飛ぶ練習をしていたんでしょうかね…
それともじっとつかまっていてもつまらないから、運動していたのか。

そんなこんなでだんだん羽はボロくなりつつも、とっても元気で、羽からはお花の香りがして…(ポカリ臭?アクエ臭?かしら)
見たり嗅いだり遊んだり、とてつもなく心なごむ存在でした。


そして、ちょうど2週間という頃。
あまり動かないなあと思っていたら、だんだん身体が傾いて、そのままコテンと…
つかまったままの姿でコテンと…
あっけないお別れ。


かなしかったー…
羽がぐしゃぐしゃでなかったら、どれほど見事に空を飛んだろう。
お花の香りのチョウの思い出。

 
高梨智子 * チョウ部屋 * 23:49 * comments(0) * trackbacks(0)

キアゲハ誕生

お久しぶりのチョウ部屋です。
夏〜秋の幼虫の母業もひと段落し、ほとんどサナギになりました。 

その中で、9月半ばにサナギになったキアゲハ、予定日を過ぎても出てこないのでこれは越冬するのかと思いきや。(夏場は9日ぐらいで出てくるんですよ)
今日チョウになって! 出てきました!!
このところ暖かかったせいでしょうか。1ヵ月半の眠りは予定通りなのか、それとも…


一見無個性でそっくりに見える幼虫やサナギたち。
そんな彼らにも個体差があるので、何匹観察しても結局は大まかな平均値しかわからないのかもしれません。
早く出てくるのもいれば、眠り続けるのもいる。
同じ環境で育ち、同じ葉っぱを食べ、同じ箱にくっつきながら、どこでそれが分かれるのか。

結局「何もわからない」ということがわかるだけか。


ちょっと小さめのキアゲハ16号、元気に飛んでいきました。
美味しいお花が見つかるといいなあ。


高梨智子 * チョウ部屋 * 12:23 * comments(0) * trackbacks(0)

二番手も誕生

7ヵ月眠っていたアゲハ29号
またまたチョウ部屋。
二番手のナミアゲハも出てきました!
やはり暖かくなっているのがわかるんでしょうね。

7ヵ月の眠りののちに出てきたこのコ・29号。
とーっても小さかったです。

前回記事のキアゲハについて、幼虫が大きめのわりに成虫はナミアゲハと変わらない大きさ、と書きましたが、間違ってました。
春型のチョウは、夏型よりずっと小さいことを忘れていました…



ということは…
今までの観察でわかったこと。

・成虫の大きさは、幼虫の大きさに比例する
・オスよりメスのほうが大きい
・オスよりメスのほうが華麗(色が多い?)
・キアゲハのほうが、ナミアゲハより大きい
・キアゲハのほうが毛深い
・ミカンの香りがする

こんな感じでしょうか。
キアゲハの幼虫の濃さは、毛深さとなって現れているのでしょうか?


小さい小さい29号。
7ヵ月もウチにいたのに、チョウになって出てきて数時間後にはお別れです。
いつもながら虚脱のとき。

元気でねー…

 
高梨智子 * チョウ部屋 * 18:43 * comments(0) * trackbacks(0)

今年の一番手、誕生!

キアゲハ
今年の一番手、誕生しました!
キアゲハくん!! 

もう出てくるなんて思っていなかったので、カゴの底にチョウがいた時にはびっくりしました。気づいてよかったー…

去年の11月始めにサナギになったので、5か月寝太郎。
7か月寝てるのもいますから、わりと早いほうではないでしょうか。






思えば、これが初めてのキアゲハ。
たしかに黄色いです。
そしてナミアゲハより、黒い模様が少ないような…(真ん中にかたまっている)

幼虫が大きめのわりには、成虫はナミアゲハと変わらない大きさでした。
何よりあのキョーレツな幼虫が、この程度ですんでいるのが不思議です。
もっとすごいチョウになってもよさそうだが。遠慮しなくていいのに。

青が美しいです。

 
高梨智子 * チョウ部屋 * 23:21 * comments(0) * trackbacks(0)

神秘の幼虫・2

ひと足お先に…

ハッピ〜・ニュ〜・ヨウチュウ!!   


季節はずれのチョウ部屋続編です。
前々回紹介した神秘幼虫、さらなる神秘を発揮して、このたび無事サナギになりました!
これで心配なく気分すっきり新年を迎えられます。気分はもう酔っぱらいです。


実はこの1週間ほどドキドキしてまして…
というのは神秘幼虫34号、青虫にならなかったんですよ。
青虫にならないで、白黒幼虫のままサナギになってしまったんですよ。

注: アゲハ幼虫は白黒と緑(青虫)の2色ある。
白黒時代に何度か脱皮を繰り返しながら大きくなり、最後の脱皮で青虫になる。
それからさらに大きくなり、サナギの準備 → 脱皮 → サナギになる。


つまり、普通は青虫でサナギになるんですね。
何が起こったんでしょう。
(このままでは間に合わない…)と思って青虫時代を省略したか。
寒いので2枚一緒に脱ぐことにしたか。
なんにせよ、何かしら(いつもと違う)と感じ取って、臨機応変に対応した…っぽいですかね?

まあなんでもいいです。
無事サナギになってくれれば、白黒だろうと黒緑だろうとなんでもいいです。
一時は、季節はずれの幼虫はやっぱりダメか…と思ったりしてたので、このめでたさがわかりますね? ボン・クレ・ショーガツがいっぺんに来てるってこういうことね。


これで2013年もいい年になりそうです。
ありがとうありがとう!


高梨智子 * チョウ部屋 * 13:57 * comments(0) * trackbacks(0)

神秘の幼虫

こんな時期に、季節はずれのチョウ部屋です。
とはいえサナギたちの経過報告ではありません。

ウチにいた幼虫たち、9〜11月にかけてみんなサナギになってしまって、幼虫の母業も来年春までないのかなあなんて思っていました。
外の柑橘系の木にももう何もいないし。


そしたらば! なんとーーー!!

朝起きたら幼虫が…
サナギでない、正真正銘ナマミのアゲハ幼虫が…
1センチぐらいの小さい白黒幼虫が…

もらわれてきていましたーーー!!! 
ご近所のお宅にユズだかミカンだかいただいた時、その木にくっついていたそうです。 


12月にこんな小さい幼虫がいるなんて…
アゲハ幼虫は寒いと生きられないと思っていたのでびっくりです。12月のナマミ幼虫初めて見ました。
だって最近は霜降りるほど寒いですよねえ。サナギになってしまえば寒いの大歓迎なイメージですが。
きっと気象的にもそのほかにも色々幸運が重なって、ここまで生き延びてきたんだわ。

それがこうしてウチへやってきたからには!
ずーっと部屋が明るかったり、反対にずーっと暗かったり、ジロジロ見られたり、時々触られちゃったりもして大変なこともあるけど、これからはどしゃぶりの雨に降られたり鳥に食べられたりはしないので、安心してサナギになってね。

というわけで、しばらくは幼虫の母業復活でーす!


高梨智子 * チョウ部屋 * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0)

奇跡の幼虫

久々のチョウ部屋。アゲハ部屋。 
幼虫の母業も、続けていると色々あります。 

先日、外に置いてある苗の地面に、今にも死にそうな青虫幼虫を見つけました。
一体何があったのか、臭角(ツノ)も出しっぱなしで、ガーッグエーッという感じで左右に身をよじり、見るからに苦しみもだえている様子。

こうなったらまず助からないのがかよわい幼虫のさだめ。
でもそのまま地面に放置するのも忍びなく、葉っぱに乗せて鉢の上に置いておきました。
たぶん明日は死んでるんだろうなあと思いながら…

ところが翌日。
青虫くんはまだ生きていた!
一回転げ落ちてからよじ登ったのか、別の鉢にかろうじてという様子でくっついていました。
雰囲気を察してか、イヤーな感じに続々とアリの群れが集まっていて…

アリたちも生きていかなきゃならないけれど。
せっかくあの断末魔状態を一日生きのびたんだから、とウチの中で飼うことにしました。
たぶんすぐ死んじゃうだろうなあと思いながら…


青虫くん(27号)は体中すすけてしおしおとして、全体的にしぼんだような状態でした。シワっぽいと言おうか。
葉っぱにくっつく気力もないらしく、虫カゴの床にペタンとなってるので、頭の届くところに葉っぱを置いておきました。
その葉っぱは少しずつ食べるんですよ。以前毒葉にやられた幼虫たちは葉っぱを食べることができなかったので、食欲アリというのがかすかな希望でした。

それから2日は床の上でしおしお状態が続き、出かけるたびに(帰ってきたら死んでるかも…)と心配でした。
が、しかし。


おとといくらいから食欲がモリモリ出始め、体にもふっくら感が戻り始め。
(普通幼虫は青々(緑々?)してふっくらぷにぷにしています。イモ虫という名前がぴったり)
小瓶にさした枝や葉っぱにもくっつくことができるようになり。

昨日はさらにシワシワ感がなくなり。

そして今日。
もう完全復活といっていいくらいぷにぷに感が戻ってます。明日あさってにもサナギになりそうな気配です。なんてこと…!!


身を守るすべもなく、かよわいかよわいと思っていた幼虫の、意外なまでの生命力のたくましさに大感激です。こんなこともあるんだなあ。
いまだに色はすすけたような黄緑で、臭角の出し口も黒っぽく汚れてるけど…サナギになる時ひと皮、チョウになる時もうひと皮脱ぐからたぶん大丈夫でしょう。

しかしあの断末魔の苦しみはなんだったんでしょうね?
食あたり…とか??
しゃべれるものなら聞いてみたいです。


高梨智子 * チョウ部屋 * 18:45 * comments(0) * trackbacks(0)
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